また春 1年生と。
「もう疲れた。」
「もうちょっとだから、頑張る!」
「お弁当食べてもい?」
「どこで?ここで?」
「うん。少し休んで。」
「だめだめ!児童館に行ってから。」
「じゃ、おんぶして。」
「あらー、1年生なんだから、自分で歩かないと。」
「・・・・・・・・・。」
「ね?」
「・・・・・・・じゃあさ、どうしてさ、あき先生はいいの?」
「わたし?一緒に歩いてるでしょ。」
「でもさ、帰るときさ、車でかえったっしょ。誰か来て。」
「・・・・・・だって、一人で歩くのはさびしいから。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・そっか、ぼくもいないしね。」
こういう季節がまた来た。
カラフルな色帽子の長い行列とわたし。
幸せだなぁと思う瞬間だ。
春だなぁと思う瞬間でもある。
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