『一人でも平気』の偽者
今日は車の傷を直すために、トヨタで1時間半コーヒーをすすりながら待った。待っているうちにつまらなくなって、バッグをごそごそ探っていたら、河合隼雄さんの本が出てきた。昔、買った本だ。
しばらくぶりだな、と思って、暇だったので読み始めた。そして、夢中になった。
どうしてこの本を買ったのかは覚えていないが、この本がバッグの中に入っていたのは、神様が「読みなさい。あなたに必要な本だよ。」と言ってくれているような気がした。
『一人でも二人、二人でも一人で生きるつもり』という章が特に心にずしんときた。
~二人で生きている人は、一人でも生きられる強さを前提として、二人で生きてゆくことが必要である。~
という言葉に納得したり、
~もっとも一人で楽しくと言っても、一人だから自由でいいとか、好きでもない人と一緒にいる人の気持がわからないとか、何のかのと言いながら、一人で楽しみを追いかけまわしたり、一人の楽しみをみせびらかして生きているような人もあるが、そんなのは偽者であることが多い。本当に楽しい人はもう少し静かである。~
という言葉に「これ、わたしか?」と笑ってしまったりした。
わたしは今まで「一人でも全然平気!」なんて、よくブログに書いてきたけれど、一人でも全然平気な人はブログにそんなことは書かないのだろう。
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