国民総幸福量
今日は一番仲の良い外国人のお友達と食事をした。
彼はブータン人だ。
ブータンでは国民総生産量ではなく国民総幸福量を重要と考えている。
今日は国民総幸福量について、彼と2時間くらい話をした。
国民総幸福量についての考え方はこうだ。
『目的と手段を混同してはいけない。
経済成長自体が国家の目標であってはならない。
目標はただひとつ、国民の幸せに尽きる。
経済成長は幸せを求めるために必要な数多い手段のうちのひとつでしかない。
そして、富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである。』
平たくいうと、お金があることが幸せだとは限らないということだ。
国の開発を進め、便利な社会にすることは、同時に自然破壊をもたらすだろう。
経済成長だけを考え、働きづめの社会を作って、物をたくさん与えられたとしても、
心の平和や安心はどうなるだろう?
わたしは彼からこのGNH(国民総幸福量)の話を聞きながら、素敵な考え方だとため息をもらした。
ブータン人になればよかった、とも言った。
でも、彼は悲しげに笑った。
ブータン人だからこそ感じる矛盾があるという。
今日は時間がないので、またその話はゆっくりと書きます。
興味がある方は、是非、ブータンという国について検索してみてください。
自分の生き方を考えさせられるような国であることは間違いありません。
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